“冷酷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れいこく95.7%
ひやゝか4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷酷れいこく建物たてものかげになっているくらいところで、しかもつめたい鉄管てっかん周囲まわりで、あわれな三つのかげは、こうしてうごめいているのでありました。
石段に鉄管 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさん、感情家だけではいけませんよ。生きるという事実の上に根を置いて、冷酷れいこくなほどに思索しさくあゆみを進めて下さい。」
巴里のむす子へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
冷酷ひやゝかな調子で言ふ。音作は寂しさうに笑つて
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)