『巴里のむす子へ』
巴里の北の停車場でおまえと訣れてから、もう六年目になる。人は久しい歳月という。だが、私には永いのだか短いのだか判らない。あまりに日夜思い続ける私とおまえとの間には最早や直通の心の橋が出来ていて、歳月も距離も殆ど影響しないように感ぜられる。私 …
著者 | 岡本かの子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「新女苑」1937(昭和12)年4月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
一
太
徹
微笑
斯
更
書
刻々
堪
変
度
当
最早
背丈
頑
出来
堪
就
必需
懐
曲
枝葉
歩
職分
親
訣
首肯
一
二十
仁術
今更
仕方
伍
何故
依
保
偉
健気
入
冷酷
判
利一
勿体
取出
受容
叫
呉
喜憂
在
壊
声音
嬉
寄越
尋
巴里
幽
廻
後姿
忍
思索
恐
恵沢
想
戒
戸惑
担
挙
於
日夜
昂
是非
止
殆
殉
毎
気魄
永劫
沸
沸々
無暗
率直
画業
癖
着々
着古
矯
稚純
稽古
窪
等
籠
精進
絵描
羽織
肖
自他
自戒
若
苦
襟
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