“仁術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんじゅつ60.0%
じんじゆつ20.0%
にんじゆつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外科げかでは上手と云われているが、脂ぎった五十男で、仁術じんじゅつという職業には余りに体力的な人物だった。道楽が多いらしいのである。いつも高利を借りて苦しんでいる。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
欺き五十兩の金をばかたり取たくみと云を打聞うちきゝ長庵は兩眼をくわつとむき出し目眦まなじり逆立さかだて形相かたちを改め這は聞にくき今の一言此長庵をかたりなどとは何事ぞや我等は仁術じんじゆつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺害せつがいなしたるならめ如何元益其方弟の頼を受け小西屋へ行きし事あるかと問れて此方はかたちあらたはお奉行のお言葉とも覺えず不肖ふせうながら山田元益仁術にんじゆつとする醫道いだう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)