“じんじゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壬戌63.6%
仁術27.3%
仁恤9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その二には「至善院格誠日在、寛保二年壬戌じんじゅつ七月二日」と一行に彫り、それと並べて「終事院菊晩日栄、嘉永七年甲寅こういん三月十日」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かかるときにおいてはじめて芸術は人類に必需ひつじゅで、自他じた共に恵沢けいたくを与えられる仁術じんじゅつとなる。一時の人気や枝葉しようの美に戸惑とまどってはいけない。いっそやるなら、ここまで踏みることです。
巴里のむす子へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
今日跋渉ばっしょう、明日よりも漁猟にかかり、活路相開き、右人員ことごとく土着させたく存じ候間——ご仁恤じんじゅつのご沙汰さたなされたく伏して仰ぎ望み奉り候、昧死まいし謹言
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)