“壬戌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんじゅつ70.0%
じんじゅう10.0%
じんじゆつ10.0%
みずのえいぬ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜界島きかいじまなどの或る村では、壬戌じんじゅつの日をもってそのいわゆるホウスを祭り、仲一日なかいちにちを置いて翌々日の甲子をもってドンガの日としている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
文久二年壬戌じんじゅうの春鷲津毅堂は二十歳のころに筆録した『親灯余影』四巻の稿本こうほんを、羽倉簡堂に示してその校閲を請うた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
以上を清常系の人物として、これに別本に見えてゐる慧光の實母を加へなくてはならない。即ち深川靈岸寺開山堂に葬られたと云ふ「華開生悟信女けかいしやうごしんによ、享和二年壬戌じんじゆつ十二月六日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
すべてタラシナカツ彦の天皇の御年は五十二歳、壬戌みずのえいぬの年の六月十一日にお隱れになりました。御陵は河内の惠賀えがの長江にあります。皇后樣は御年百歳でおかくれになりました。