“癸亥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きがい60.0%
みずのとい20.0%
みづのとゐ13.3%
みづのとい6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二百五十余年、一定不変となづけたる権力に平均を失い、その事実にあらわれたるものは、この度の事件をもって始とす。(事は文久三癸亥きがいの年に在り)
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
癸亥みずのといの年の密勅の件からはじまったこんどの事でも、杉永がつねに私の意見を支持したため、われわれ同志の者の行動はよく一致し、離反者などは一人も出さずに済みました。
失蝶記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
持統天皇はその御願を継いで即位二年無遮むしゃ大会だいえを設け給い、同十一年「癸亥みづのとゐ公卿くぎやう百寮、仏眼ほとけのまなこあらはしまつる。をがみを薬師寺に設く」(書紀)。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
剣術の全盛かく癸亥みづのといの前後と云うものは、世の中は唯無闇に武張ぶばるばかり。その武張ると云うのもおのずから由来がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)