“武張”の読み方と例文
読み方割合
ぶば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内面の羞耻と、外面の堂々さと、———此の矛盾を抱いた子供が肩を怒らして武張ぶばって立っている様子は、幾分滑稽こっけいだったであろう。
けれども自分じぶんでそれをやったおぼえはございませぬ。きょうとはちがって東国とうごく大体だいたい武張ぶばったあそごと流行はやったものでございますから……。
そういう気持を現わすのにも彼らは武張ぶばった言葉しか知らないのだ。従って、恐る恐る顔を出した土民には通じるわけが無かった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)