“武生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけふ81.3%
たふ6.3%
ウウション6.3%
タケフ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前ゑちぜん武生たけふの、わびしい旅宿やどの、ゆきうもれたのきはなれて、二ちやうばかりもすゝんだとき吹雪ふゞき行惱ゆきなやみながら、わたしは——おもひました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
武生たふじょう
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私が速成の劇通になったのは、北京ペキンへ行った後の事である。しかし上海で見た役者の中にも、武生ウウションでは名高い蓋叫天がいきゅうてんとか、花旦ホアタンでは緑牡丹りょくぼたんとか小翠花しょうすいかとか、兎に角当代の名伶めいれいがあった。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
博多ハカタ川に臨みて、以て宴遊す。……葛井フヂヰフネフミ武生タケフクラ、六氏の男女二百三十人歌垣に供奉す。……処女らに、壮夫ヲトコ立ち添ひ踏みならす……。