“武蔵”のいろいろな読み方と例文
旧字:武藏
読み方割合
むさし82.4%
たけぞう13.7%
むさしの2.0%
ムサシ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘は武蔵むさしの奥の者で、両親に死に別れ、他に身寄もないので、わずかな知人をたよりに、江戸へ女中奉公の口を探しに往くと云った。
雪女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
もっとも、弟の武蔵たけぞうが近郷きっての暴れんぼで、本位田村ほんいでんむらの又八か宮本村の武蔵かと、少年時代から悪太郎あくたろうの手本にされているので
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵むさしの三郎佐衛門有国、越中次郎兵衛盛次もりつぐ、上総五郎兵衛忠光、悪七兵衛景清あくしちびょうえかげきよの面々、合わせて十万余騎の大軍が、寿永二年四月十七日、都を出発したのである。
コガは物集博士大辞林に「をけをいふ。上総カズサ下総シモフサ武蔵ムサシなどにて」とあるが、コガは当地方では酒、醤油醸造用の大桶を専ら指して言ふ。かぶてもは被つてもである。アダルはアタル「当る」である。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)