“武蔵国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むさしのくに83.3%
むさし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵国むさしのくに那珂郡なかごおりの住人弥次郎入道(実名不詳)という人も上人の教化をこうむって一向念仏の行人となったが矢張り上人から手紙を貰って秘蔵していた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
どうやらおぼえのある地図——その下に、一行の文字が走っていて、武蔵国むさしのくに江戸えど麻布あざぶ林念寺前りんねんじまへ柳生藩やぎうはん上屋敷かみやしき
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その三日目、輿の列はまだやっと、武蔵国むさし比企郡の低い山すそ道を、入間川いるまがわの方へさして行くのが小さく見られていたにすぎない。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)