“入間川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いるまがわ75.0%
いるまがは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「誰のか知らぬが、入間川いるまがわの近くに、うろついていたので、お体のつかれている武蔵様へ、天の与えと、拾っておすすめ申したのだ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義宗破れて入間川いるまがわに退き、二十八日小手差原こてさしはらにて戦い、ふたたび破れて退いたが、この時は足利尊氏が、これも源氏というところから、その金を利用したということじゃ。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この立合たちあひは所謂『呑込流』の八百長臭が多量に見えた。果して検査役の入間川いるまがはは、明敏な人であるから、容易に水を入れてやらない。この相撲は凡そ十分位はヤンワリと揉んでゐたやうである。
呑み込み八百長 (新字旧仮名) / 栗島山之助(著)
入間川いるまがはのてまへで、たうとう、一頭の馬は倒れました。入間川をのりこして、なほ進むうち、つぎつぎに倒れるのがでてきました。そして大井をすぎるころには、まつ先の鬼カゲだけとなりました。
鬼カゲさま (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)