“徳間入”の読み方と例文
読み方割合
とくまいり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは甲州の、徳間入とくまいりの川の中以来の会見であって、田舎者らしい男は七兵衛であります。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
甲斐の徳間入とくまいりの川の中で砂金をすくっていた時、あの崖道から下りて来て道をたずねたのが七兵衛で、川を隔てて向うの崖道を七兵衛と共に歩いて行ったのが、今ここへ出て来た若い人であります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)