“猫間川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねこまがわ50.0%
ねこまがは50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、思いがけなくありついた南鐐を懐中ふところにして、お久良と新吉に別れて行こうとすると、猫間川ねこまがわどてに添って、やわい草を踏んで、何か語らいながらこっちへ来る男女がある。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戸を開けて出ると、ふりかえりもせずに、万吉は、また猫間川ねこまがわの岸へ急いで行った。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猫間川ねこまがはきし柳櫻やなぎさくらゑたくらゐでは、大鹽おほしほ亡魂ばうこんうかばれますまい。しかし殿樣とのさま御勤務役ごきんむやくになりましてから、市中しちう風儀ふうぎは、ちがへるほどあらたまりました。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)