“風儀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうぎ91.7%
ふう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生徒の風儀ふうぎは、教師の感化で正していかなくてはならん、その一着手として、教師はなるべく飲食店などに出入しゅつにゅうしない事にしたい。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
厭世と禁慾とがこの教団のまた魅力でもあった。教団が流行らない初めの頃は何とおきてをしないでも男女の間の風儀ふうぎは乱れなかった。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それに奥様のお兄様だとかいう破落戸ごろつきのような風儀ふうの悪い、弁太とかいう男が出入りをしては、ずっと以前から、奥様の手から、いろいろの無心を
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)