“破落戸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ごろつき57.9%
ならずもの31.6%
ごろ5.3%
ならず2.6%
ゴロツキ2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“破落戸”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.9%
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
服装なりも書生風よりはむしろ破落戸ごろつき——というと語弊があるが、同じ書生風でも堕落書生というような気味合があった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
彼は破落戸ごろつきのオブリアンが、マーガレットに何か合図でもしはしないかと時々刻々そればかり気にしていた。
二人の破落戸ならずもの、一人の慾婆、そうした秘密を嗅ぎ分けることも、見わけることも出来ず、めいめいの煩悩ぼんのう、慾念に
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
それと見た博徒や破落戸ならずものの連中は同じように丸太を足場にして、見世物小屋へい上って追っかけました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夜中に車を飛ばして車町くるまちやう破落戸ごろがもとをたゝき起し、それ酒かへ肴と、紙入れの底をはたき無理を徹すが道樂なりけり、到底とてもこれに相續は石油藏へ火を入れるやうな物
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
夜中よなかに車を飛ばして車町くるままち破落戸ごろがもとをたたき起し、それ酒かへさかなと、紙入れの底をはたきて無理をとほすが道楽なりけり、到底とてもこれに相続は石油蔵へ火を入れるやうな物
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのくせ、心では、(一筋縄ではいけそうもない。……それにこんな破落戸ならず武士、殺したところで。……そうだ、いっそ息の根止めて……)と、思っているのであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「あの頃のおじさんはね、とても、正気の娘さんではつきあってくれない男だったんだよ、つきあう方がどうかしている、拙い顔をしているし、生意気だし、なりふりだって破落戸ゴロツキみたいだし、お金はないしね、そんな奴に対手になる女なんて一人もいはしなかったんだよ。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)