“此金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これ75.0%
このかね18.8%
このきん6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破落戸ごろつき仲間に遣る物を遣らねば此納まりむづかしく、我れは詮方なけれどお名前に申わけなしなどゝ、つまりは此金これの欲しと聞えぬ。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
アヽおい源八げんぱちさん、源八げんぱちさん、アヽ死んだ、うも此金このかねがあるんで今迄いままで死切しにきれずにたんだナ
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
持ち長兵衞方へゆき五百兩かりて歸りけるがお常は此金このきんいりしより又々はなすがをしくなりし事まことに白子屋滅亡めつばうもとゐとこそは知られけれさて何をがな又七が落度おちど
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)