“今迄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いままで90.0%
いまゝで10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、瑠璃子が、そう声をかけた瞬間、今迄いままでしずかであった父が、にわかに立ち上って、何かをしているらしい様子が、アリ/\と感ぜられた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たゞ、今迄いままでの経験で、アジトを襲われたり、アジトに変なことがあったりしたら直ぐ出掛けて行ける宿所を作って置かなければならない。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
わたし今迄いまゝで朝鮮猫てうせんねこ始終しじゆう露出むきだしてるなんてことちつともりませんでした、眞個ほんとらずにましたわ、ねこ露出むきだすなんてこと
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『あゝ、今迄いまゝでなん音沙汰おとさたいのは、稻妻いなづま途中とちうんでしまつたのでせう。』と、日出雄少年ひでをせうねん悄然せうぜんとして、武村兵曹たけむらへいそうかほながめた。