“今生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんじょう85.7%
こんじやう10.7%
コンジョウ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御足労、痛み入りますが、今生こんじょうのごあいさつをね、ちと申しあげたい儀もございますので、お矢倉の上までお運び願いとう存ずる
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひと知れず今生こんじやうのいとま乞ひでもして来ようと苦笑しながら、金物屋の前まで行き、ふと見ると、入口の南京錠がはづれてゐる。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
正行マサツラ正時マサトキ和田新発智ワダシンパチドウ新兵衛シンベエ以下兵百四十三名、前皇ゼンコウ御廟ゴビョウニ参ッテ、コノタビノイクサニハ左右ソウナク討死ウチジニ申スベキノ由、御暇オンイトマモウシアゲタテマツリ、如意輪堂ニョイリンドウノ板壁ニ、コレ今生コンジョウノ名残リゾト、各〻
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)