“正行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさつら90.5%
マサツラ4.8%
まさゆき4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼ら湊川の生き残りとして故殿ことのへの申しわけになしうることは、正行まさつらを奉じて行くところまで行く、それ一つしか残されていなかった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹ちやん、お前も十二やよつてな、櫻井の驛子別れの時の正行まさつらおなどしや。阿母おかあさんのいふことを、よう覺えときや。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
最近公刊されたものであるが『密宝楠公遺訓書』と云う本がある。正成が正行まさつらに遺言として与えたものであると云う。その中に、
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
方々から借り集めたボロラケットの五、六本を束にした奴を筆者が自身に担いで門を出た時には、お負けなしのところ四条なわてに向った楠正行まさつらの気持がわかった。
ビール会社征伐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
如意輪堂の扉にあずさ弓の歌を書きのこした楠正行まさつらは、年わずかに二十二歳で戦死した。
死刑の前 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)
御暇オンイトマモウシアゲタテマツリ、如意輪堂ニョイリンドウノ板壁ニ、コレ今生コンジョウノ名残リゾト、各〻、ヤジリヲトッテ名ヲ書キ連ネ、正行マサツラソノ後ニ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正行マサツラ正時マサトキ和田新発智ワダシンパチドウ新兵衛シンベエ以下兵百四十三名、前皇ゼンコウ御廟ゴビョウニ参ッテ、コノタビノイクサニハ左右ソウナク討死ウチジニ申スベキノ由
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『信濃の産で、山浦内蔵助、たまきともいい、刀銘には、そのほか正行まさゆきなどともっておるが』
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)