“環”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
55.8%
かん16.1%
めぐ12.9%
たまき8.3%
くわん3.2%
たま0.9%
めぐり0.9%
かへ0.5%
まわ0.5%
わが0.5%
(他:1)0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“環”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その天井の、ちょうど女の屍体がよこたわっている真上まうえおぼしい箇所に、小さな、黒いが見えていたのだ。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして金髪のうえに細い黄金のでできたかんむりをのせているところは、全くお人形のように可愛かわいい姫君だった。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と云うのは、開閉器スイッチの直下に当る床の上に、和装の津多子以外にはない、羽織紐のかんが一つ落ちていたからだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
岩壁がんぺきの一たんに、ふとい鉄環てっかんが打ちこんであり、かんに一本の麻縄あさなわむすびつけてあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我亦斯の如くになりき、かくなりて、かの岩の裂け登る者に路を與ふるところを極め、めぐりはじむる處にいたれり 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
只ウィリアムの見詰めたる盾の内輪が、例の如くめぐり出すと共に、昔しながらのかすかな声が彼の耳を襲うのみである。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『ホホホホ。そうでしょうねえ。此の家に、ほかに御新造様などがいてたまるもんじゃないからね。どこに居るんですたまきさんは』
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『信濃の産で、山浦内蔵助、たまきともいい、刀銘には、そのほか正行まさゆきなどともっておるが』
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
用簟笥のくわんひゞかして、あかい天鵞絨でつたさいはこつてた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
違ふと云つた所が五徳同様故、三本の足とくわんとの釣合ひが、わづかに違つてゐるに過ぎない。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見たけれど、穴は深いが、なんにもない。ただ一つ土のなかから、丸いたまと、これについている沢山の麻糸あさいととをみつけだした。
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
陰士はめり安をぐるぐるくびたまきつけた。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
少し氣の勝つた者なら、成る程この血のめぐりの惡さうな醜男をしつけといふ口實でからかつて見たくなることでせう。
かくて彼の煩悶いよいよ加わる時、遂に父はキリストにおいてその姿を現わしその光彼をめぐりてらし、その光の中にすべての懐疑や懊悩がおのずと姿を収めるのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
そして午後になつてから、今朝出て行くとき、木山が預けて行つた金を若竹へかへしに行かうと思つて、静枝が病気見舞ひにわざ/\持つて来てくれた、ふじやの菓子を抱へて、暫くぶりで外へ出て見た。
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
青年わかものは恋をおもい、人の世を想い、治子を想い、沙漠を想い、ウォーシスを想い、想いは想いをつらねてまわり、深きかなしみより深き悲しみへと沈み入りぬ。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼は自分の辮子をわがねたことについて無意味に感じたらしく、侮蔑をしたくなって復讎のかんがえから、立ちどころに辮子を解きおろそうとしたが、それもまた遂にそのままにしておいた。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
辮子をわがねればいいと思ったがそれも駄目だ。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
船が深淵の縁へ近づいてきたとき、兄はつかまっていたその樽から手を放し、リングのほうへやってきて、恐怖のあまりに私の手をリングからひき放そうとしました。
そのリングは二人とも安全につかまっていられるくらい大きくはないのです。