“耳環”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みみわ84.2%
みゝわ15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒に近い葡萄色の軽装で両手を高くまくり上げ、薄紅い厚ぼったい耳朶みみたぶには金の耳環みみわを繊細に、ちらちらとふるえさしていた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
主人のうちに婚礼がありまして、親類からたま耳環みみわを借りました。この耳環は銀三十錠の値いのある品だそうでございます。
想ふに羅馬市には、黄金こがね耳環みゝわを典して、客人をあがなひ取ることををしまざる人あるならん。拿破里ナポリ旅稼たびかせぎは、その後の事とし給はんもさまたげあらじ。
ひざまづいて、彼はその寶物を彼女の足下に置く。信じられぬといふ容子と喜びとが彼女の顏付と身振りとに表はれる。旅人はその腕環うでわを彼女の腕に耳環みゝわを耳に着けてやる。