“耳目”の読み方と例文
読み方割合
じもく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西蔵へ潜入する異邦人を監視する耳目じもくなので、托鉢や説法に出たついでにそこここで情報を集め、毎日、駅伝でラッサへ報告を出す。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小牧の凝滞ぎょうたいを見て、天下の耳目じもくは、あわや図に乗りすぎた秀吉が、ここで大つまずきをやるのではないかと危ぶんでいたが、それも
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自暴半分に唯だ奇兵を用いて国民の耳目じもくこうとし、この度の不信任案提出は実にその奇兵の功を奏したものに外ならないのですが
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)