“じもく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳目72.9%
除目23.7%
樹木1.7%
治黙1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小牧の凝滞ぎょうたいを見て、天下の耳目じもくは、あわや図に乗りすぎた秀吉が、ここで大つまずきをやるのではないかと危ぶんでいたが、それも
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左大臣も源氏もあわてて退出して来たので、除目じもくの夜であったが、このさわりで官吏の任免は決まらずに終わった形である。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
すぐる十有餘日いうよにちあひだ、よく吾等われら運命うんめい守護しゆごしてれた端艇たんていをば、波打際なみうちぎわにとゞめてこのしま上陸じやうりくしてると、いまは五ぐわつ中旬なかばすぎ、みどりしたゝらんばかりなる樹木じもくしま全面ぜんめんおほふて、はるむかふは、やら
尾張の治黙じもく寺に手習にやられたが、勿論手習なんぞ仕様ともしない。川からふなを獲って来てふきの葉でなますを造る位は罪の無い方で、朋輩の弁当を略奪して平げたりした。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)