“吾等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
われら78.3%
おいら4.3%
おれたち4.3%
こちとら4.3%
わたしら4.3%
われ/\4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年せうねんゆびさかたながめると如何いかにも大變たいへん! 先刻せんこく吾等われら通※つうくわして黄乳樹わうにうじゆはやしあひだより、一頭いつとう猛獸まうじういきほいするどあらはれてたのである。
『ヤイ、ヤイ、畜類ちくるい其樣そんな吾等おいらにく美味うまさうえるのか。』とつか/\鐵檻てつおりちかくにすゝ
グレ 鬪戰たゝきあひは、主人衆だんなしゅ吾等おれたち男共をとこどものすることぢゃ。
吾等こちとらいやしい生涯くちすぎでは、農事しごと多忙いそがしくなると朝も暗いうちに起きて、燈火あかりけて朝食あさめしを済ます。東の空が白々となれば田野のらへ出て、一日働くと女の身体は綿のようです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蓮葉に立ち乍ら笑つて、尚ほそのあとを云はうとしたらしかつたが、直ぐ自身の事が噂せられた後だと、吾等わたしら素振そぶりを見て覺つたらしく、笑ふのを半ばではたと止めて、無言にもとの場所に坐つた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
吾等われ/\この危難きなんからすくいだことは、大佐たいさ智惠ちゑでもとておよばぬのであらうと、わたくしふかこゝろけつしたが、いま塲合ばあひだからなにはない。