“おれたち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俺達31.3%
己達18.8%
俺等12.5%
我等6.3%
乃公達6.3%
吾等6.3%
吾達6.3%
己等6.3%
我達6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれ戦争せんそうまうけ、だれなんうらみもない俺達おれたちころひをさせるか、だれして俺達おれたちのためにたたかひ、なに俺達おれたち解放かいほうするかを
「金が何だ。会社は事業をするために金がいる。己はいらねえ。己達おれたち夫婦が飯を食って、餓鬼どもの学校へ行くぜにが出せれば好い。金をめるようなしみったれは江戸子じゃあねえ。」
里芋の芽と不動の目 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
店の女たちが珍しいので、私にも、私にもといって買い、格子先に立ってる嫖客きゃくなどが、では、俺等おれたちも買おうと買ったりして、旨くはけてしまったので、私も大いに手軽になってよろこびました。
斯様打解けて仕舞ふた上は互に不妙まづいことも無く、上人様の思召にも叶ひ我等おれたちの一分も皆立つといふもの、嗚呼何にせよ好い心持、十兵衞きさまも過してくれ、我も充分今日こそ酔はう
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
済みませんが私もきんも仙も六も、あんまり親方の腹が大きすぎて其程でもないものを買ひ込み過ぎて居るでは無いか、念入りばかりで気に入るなら我等おれたちも是から羽目板にも仕上げ鉋
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雨が降って外へ出られないから、乃公達おれたちはお父さんの書斎で五目ならべや挾み将棋をして音なしく遊んだ。しまいに清が財産差押ごっこをしようといい出した。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
グレ 鬪戰たゝきあひは、主人衆だんなしゅ吾等おれたち男共をとこどものすることぢゃ。
斯様こんな警部など相手にしても仕方が無い、うしなければ警察官も免職になるのだから、いつそ気の毒ぢやないかツてんで、僅々やう/\収まつたが、——一体政府の奴等、吾達おれたちを何と思つて居やがるんだ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
何故なぜ己等おれたち縄張なはばりのうちもらつて歩く、其処そこおれはう沙汰さたをしなければ、もらふところでない、といふから、わたくし新入しんまい乞食こじきんにもぞんじませぬ、とふのを
少し我達おれたち利益ためになることをいふと、『中止ツ』て言やがるんだ、其れから後で、弁士の席へ押しかけて、警視庁が車夫の停車場きやくまちに炭火を許す様に骨折てほしいつて頼んでると
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)