“己達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おれたち33.3%
おらたち22.2%
おれだち22.2%
おれッち11.1%
おらっち11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵は皆成ろう事ならうちに寝ていたい連中れんじゅうであるけれど、それでも善くしたもので、所謂いわゆる決死連の己達おれたちと同じように従軍して、山をえ川を
己達おらたちゃア林の間に身を隠している所へ、孝助がやってりゃア、橋を渡り切った所で、己が鉄砲を鼻ッ先へ突付けるのだ、孝助が驚いてあとへさがれば、源さまが飛出して斬付けりゃアはさみ打ち
君の方で銀貨マルクを一つ空にり上げて呉れ、すると此方こつちからねらちをする。うまくあたつたら牝牛は己達おれだちのものだ。しか狙ひそくなつたら、此方こつち銀貨シルリングを一つり上げる。
ああ、ああ、ここいら、一面に、己達おれッちの巣だったい。東海道は五十三次、この雲助が居ねえじゃ、絵にも双六すごろくにもなるんじゃねえ。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ウム己達おらっち彌平やへいどんの処へ来るたってふかしい親類でもねえが、場所中ばしょちゅう関取が出るから来ているのだが、本当にい関取だなア、体格からだが出来て愛敬相撲だ一寸ちょっと手取てとり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)