“己亥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きがい75.0%
つちのとい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 天保己亥きがい、春予以摂金穀之事、奔‐命於江都、寓龍口上邸中、一日奉
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
豊前中津の城主奥平おくだいら大膳太夫昌服まさもとの家来川田良兵衛、いみな某の二女。天保十年己亥きがいの歳四月二十五日芝汐留しおどめなる奥平家の本邸内に生れ主家の女中になっていた。文久辛酉の年には二十三歳である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三八縦横といったのは、すなわち建安二十四年にあたり、黄猪こうちょ虎に遇うと申したのは、歳すなわち己亥つちのといにあたる。定軍の南一傷折しょうせつせんというは、曹操と夏侯淵とは兄弟の如く結ばれていたことを
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)