“汐留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおどめ93.8%
しほどめ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名は藩士の所得に関係なきがごとくなれどもそのじつは然らず。たとえば江戸汐留しおどめの藩邸を上屋舗やしきとなえ、広さ一万坪余、周囲およそ五百けんもあらん。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それぞれの汐留しおどめには、軍艦がはいっていました。それらは、こうして近くへきてみれば、さっき空から見たときよりも、ずっと大きくこわそうに見えました。
汐留しほどめの船宿、伊豆屋の表二階には、遊び人らしい二人の男が、さつきから差し向ひで、しきり献酬けんしうを重ねてゐた。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)