“屋舗”の読み方と例文
読み方割合
やしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名は藩士の所得に関係なきがごとくなれどもそのじつは然らず。たとえば江戸汐留しおどめの藩邸を上屋舗やしきとなえ、広さ一万坪余、周囲およそ五百けんもあらん。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
拝領屋舗やしきは伊予の国大洲の藩主加藤家上邸かみやしきの門前にあったという話である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
溜池ためいけ屋舗やしきの下水落ちて愛宕あたごしたより増上寺ぞうじやうじの裏門を流れてこゝおつる。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)