“譬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たと78.9%
たとえ12.9%
たとへ6.9%
0.3%
いわ0.3%
たとひ0.3%
タト0.3%
タトヘ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“譬”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ものかずにもらぬ海獸かいじうなれど、あれを敵國てきこく艦隊かんたいたとふれば如何いかにと
「では、一度おともを致しましょう、ナニ、一度は見てお置きにならなければ、出世ができないというたとえがございます」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
正直のこうべに神宿るとのたとえで、七兵衞は図らず泥の中から一枚の黄金を獲ましたというお目出度いお話でございます。
梅若七兵衛 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お母さんが潰しはしないさ、これは物のたとえだよ、しかし、お母さんだって、悪いことをすりゃあ、自家が潰れるのだよ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「それは物のたとへですよ。一と目見ても千兩の値打のある女を、一日眺めても、十六文で濟むといふから大したものでせう」
「あゝ、んでもない、……たとへにも虚事そらごとにも、衣絵きぬゑさんを地獄ぢごくおとさうとした。」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
また建築にはば元禄は丸木の柱かやの屋根に庭木は有り合せの松にても杉にてもそのままにしたらんが如く、天明は柱を四角に床違とこちがだなを附け
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
いわ嵯峨さがのお釈迦しゃか様が両国の回向院えこういんでお開帳だとか、信濃しなのの善光寺様の出開帳だとか——そのうちでも日蓮宗ははなやかだった。
かぜやなぎたとひとほり、すぐにそのちからのなすまゝにかたち調節ちようせつして平均へいきんつため
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さうして、時々声に出してジユする経のモンが、物のタトへやうもなく、さやかに人の耳に響く。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
乳母も、遠くなつた眼をすがめながら、タトへやうのない美しさと、づゝしりとした手あたりを、若い者のやうに楽しんでは、撫でまはして居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「事ノ利ト云フハ、我一ヲモツテ敵ノ二ニ応ズル所也。タトヘバ、撃チテケ、外シテ斬ル。是レ一ヲ以テ二ニ応ズル事也。請ケテ打チ、外シテ斬ルハ、一ハ一、二ハ二ニ応ズル事也。一ヲ以テ二ニ応ズル時ハ必ズ勝ツ」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)