“譬喩歌”の読み方と例文
読み方割合
ひゆか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
譬喩歌ひゆかで、「草に寄する」歌であるが、劇しい恋愛の情をその内容として居る。「冬ごもり」は春の枕詞。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
万葉では、譬喩歌ひゆかというのに分類しているが、内容は恋歌で、鴨に寄せたのだといえばそうでもあろうが、もっと直接で、どなたかに差し上げた御歌のようである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
明日香あすか七瀬ななせよどに住む鳥も心あれこそ波立てざらめ」(巻七・一三六六)は、寄スル譬喩歌ひゆかだから、此歌とは違うが、譬喩は譬喩らしくいいところがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)