“華”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はな80.4%
はなや11.1%
2.1%
くわ1.6%
はで1.1%
はなやか1.1%
ばな1.1%
0.5%
0.5%
しろか0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“華”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌2.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのうち子供がみんな学校から帰って来たので、今まで赤いリボンに占領されていた家庭が、急に幾色かのはなやかさを加えた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
胃のへ届く食物は、そのまま直ちに消化されて、血管を少女のような元気さとはなやかさとで駆け回るように感じられた。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
五色ヶ原の濃紅な白山小桜や濃紫の千島桔梗ちしまぎきょうの大群落に比して、はなやかさに於てとても較べものにはならないが
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
写生をするにも野趣のある草花はないし、花屋で売っているはなやかな花を描くには実力がるし、ちょっと困った。
南画を描く話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
しりぞじつたっとび、雅を愛しいんにくむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ふようの雪の精をとり、芳野よしのの花のをうばい、
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しか高陽王かうやうわうくわきそひ、文柏堂ぶんはくだう造營ざうえいす、さかんなること帝居ていきよ徽音殿きおんでん相齊あひひと
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しようとつして渦になつて硫黄くわができる
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ドロンとした空に恥をさらして居る気の利かない桐を見た目をうつすと、向うと裏門の垣際に作られた花園の中の紅い花が、びっくりするほどはでに見える。
後庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
なぜなら渋さに向って競い得るはでやかさは何処にもないからです。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その練習と言ふ道をとつて、厳粛であるべきお祭りが、我々の日常生活の少しはなやかな時、即ち、晴れの場合に持ち来される。
国語と民俗学 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
陶品せともののビンからいだ飲み物が女の手から渡された。謙作ははしを置いてそれを口にした。と、謙作の前にははなやかな世界が来た。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「——退くも滅亡、進むも滅亡ならば、突きすすんで、乾坤けんこんてきのなかから、もののふの名と、死にばなを、両手につかみ取って死のうではないか」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水より日向ひなたがたよりらしい、軒につるした坊さんばなに、葉の枯れがれの小菊を交ぜて、ほとけ様は五人と、八郎が云って、五、線香を買添えた時「あんやと、あんやと。」と唱名のごとくつぶやいて
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こひねがふ所は聖法しやうはふの盛なること天地と共に永くつたはり、擁護の恩幽明ゆみやうかがふりて恒に満ちむことなり。其れ造塔ざうたふの寺は兼ねて国のり、必ず好処かうそえらびてまことに長久すべし。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
大日如来くだんの四仏を供養せんとてこうとうの四菩薩を流出す(外四供養そとのしくよう)、とは、
行楽何知鬢欲華 行楽こうらくしてなんらんびんしろからんとほっするを
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)