“十禅師”の読み方と例文
読み方割合
じゅうぜんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オ。……ここじゃ」いつか、粟田口あわたぐちへ、二人は来ていた。十禅師じゅうぜんじの辻まで来ると、範綱は、足をとめて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてもう、十禅師じゅうぜんじの辻へ出ようとするころには、くるまは人間で埋められて、一尺も進み得なくなっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「先には、十禅師じゅうぜんじ神輿しんよをさえ、にじった、あの羅刹らせつどもが、祈願をしたとて、何のかいがあるものか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)