“快庵禅師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいあんぜんじ66.7%
くわいあんぜんじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔、快庵禅師かいあんぜんじという仏徳高い聖僧がいらっしゃった。幼少より禅宗の本旨をあきらかにされて、つねにその身を諸国行脚あんぎゃの修行にゆだねて暮らしておられた。
下野しもつけ富田の村の菊世という女は、快庵禅師かいあんぜんじにその時の容子ようすを話して聞かした。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
むかし快庵禅師くわいあんぜんじといふ大徳だいとこひじりおはしましけり。総角わかきより教外けいぐわいむねをあきらめ給ひて、常に身を雲水にまかせたまふ。