“聖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひじり36.6%
きよ23.3%
セント11.6%
サン9.9%
せい8.2%
ヒジリ3.0%
サント1.7%
ひじ0.9%
キヨ0.9%
サンタ0.9%
けだか0.4%
けだ0.4%
さんた0.4%
しょう0.4%
ただし0.4%
たふと0.4%
とほと0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんに、今日こそ、氷室ひむろ朔日ついたちじゃ。そう思う下から歯の根のあわぬような悪感を覚えた。大昔から、暦はひじりあずかる道と考えて来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
捨吉が口唇くちびるを衝いて出て来るものは、朝晩の心やりとしてよく口吟くちずさんで見たきよい讃美歌でなくてこうした可憐な娘の歌に変って来た。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ラッドゲート・ヒル オールド・ベーリーのあるニューゲート街の南に、セントポール寺院から西に通じている街路。フリート街に続く。
こんなのが冬のサンモリッツを作る中枢系統なんだから、純粋にスポウツそのもののためにやって来る人は比較的少数だと断定していい。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
すると、せいペテロははらをたてて、わたしだって、神さまとおなじように、りっぱな土地をつくることができます、と、言ったんだ。
清徳トイウヒジリアリケリ、多食ノ人ナリ、四条ノ北ナル小路ニ、シ散ラシケレバ、下司ゲスナドモキタナガリ、尿イバリ小路トツケタリケルヲ——
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聖堂ル・タンプル」拘置所付使丁ミッシェル、同ル・サンルウの二人によって裏門からこっそり運びだされ、サントマルグリート街の共同墓地へ埋葬された。
カストリ侯実録 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ふかみ、創手いたでよりひじりごころは
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
神としてのキヨさを獲むが爲の人身離脱が、祓へ・禊ぎの根本觀念であることを考へぬ人が多い。
サンタ麻利亞マリヤ、かくもよわかる罪人つみびとしんうしほ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
彼は自分で木の棺を拵らへて、夜はそれを寝床にして寝てゐた。けだかい老翁は聖書を閉ぢて祈祷を始めた……。と、その時、異様な物凄い形相の男が不意に飛びこんで来た。
君がおとなしいけだかい人間だってことには、僕も異存はないが、おとなしいくせに君はたいへんなことを考えてるんだね、本当にたいへんなことを君は知ってるんだね! 童貞でありながら
もとより不信の極悪人ごくあくびと、此儘に打ち捨て置き、風来犬ふうらいいぬにな食す可きなれど、今日は異例の情をもて、さんたまりやに祈りを上げ蘇生よみがへらして呉れむずらむ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
あるいしょう観音ともいわれる。すべての飛鳥仏のごとく下ぶくれのゆったりした風貌ふうぼう茫漠ぼうばくとした表情のまま左手につぼをさげて悠然ゆうぜん直立している。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
だん/\その忘れるくせめ直して、心を落着け、恐れ多いことですが、べてただしき御心のまゝに治めていらつしやる御神みかみの見まへと思つて万事する様にしたら
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
一九〇 佛と法と僧とに歸依し、正慧を以て四のたふとまことを觀察し
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)