“聖霊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいれい42.9%
しょうりょう28.6%
みたま14.3%
シヤウリヤウ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乃公はハンケチに水を湿しめして、父と子と聖霊せいれいの名に依って、三度頭から水を掛けてやった。すると忠公は何処まで悪い奴だか知れない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
寒念仏といふのは無縁の聖霊しょうりょうを弔ふために寒中に出歩行であるく者なればこの句も無論むろん寺の内で僧の念仏し居る様には非るべし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
◯コリント後書五章はまずおわりの日における信徒の栄化(永世賦与えいぜいふよ)を述べ、次に五節において「それこの事にかなう者と我らをし給う者は神なり、聖霊みたまをそのかたとして我らに賜えり」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
盆の灯籠は今でも祖先の聖霊シヤウリヤウが、それを目当に自分の家に還つて来られる。それを待ち迎えて祀るのだと言ふ風習の意義を、昔の人は薄々ながら知つてゐたのです。
日本美 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)