“出歩行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
である63.6%
であるき27.3%
であるく9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒念仏といふのは無縁の聖霊しょうりょうを弔ふために寒中に出歩行であるく者なればこの句も無論むろん寺の内で僧の念仏し居る様には非るべし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
つれ兩國りやうごく淺草等あさくさとう又は所々の縁日えんにち熱閙場さかりばへ日毎に出歩行であるき給ひければ自然しぜん下情かじやうに通ず萬端ばんたん如才じよさいなく成給へり程なく一ヶ年もすぎ將監も江戸えど在勤ざいきんの年限はてければ又も徳太郎君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いとはず出歩行であるくのみかむすめくまにも衣類いるゐの流行物櫛笄くしかうがひ贅澤ぜいたくづくめに着餝きかざらせ上野うへの淺草あさくさ隅田すみだはな兩國川りやうこくがは夕涼ゆふすゞみ或は芝居しばゐかはと上なきおごり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)