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出歩行
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である
ふりがな文庫
“
出歩行
(
である
)” の例文
寒念仏といふのは無縁の
聖霊
(
しょうりょう
)
を弔ふために寒中に
出歩行
(
である
)
く者なればこの句も
無論
(
むろん
)
寺の内で僧の念仏し居る様には非るべし。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「何にせい、夜分
出歩行
(
である
)
くのは、若い人に良くないてや、留守の気を着けるのが面倒なではないけれども、大概なら
止
(
よし
)
にさっしゃるが
可
(
よ
)
かろうに。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母が近所へ
出歩行
(
である
)
くは、今日に始まりたる事にもあらず。
小むすめ
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
でもまだ、
蒼空
(
あおぞら
)
は見えなかったが、
多日
(
しばらく
)
ぶりで、
出歩行
(
である
)
くに傘は要らない。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
湯の廓は皆柳の中を
広袖
(
どてら
)
で
出歩行
(
である
)
く。
勢
(
いきおい
)
なのは浴衣一枚、
裸体
(
はだか
)
も見えた。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
夫人 時々、ふいと気まかせに、
野分
(
のわき
)
のような
出歩行
(
である
)
きを、……
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そうか、
娘
(
こども
)
が
出歩行
(
である
)
くようじゃ、大した御容態でもなしさ。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“出歩”で始まる語句
出歩