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『小むすめ』
ふりがな文庫
『
小むすめ
(
こむすめ
)
』
氷の塊かとも見ゆる冬の月は、キラキラとした凄しい顔を大空に見せてはをれど、人は皆夜寒に怖ぢてや、各家戸を閉ぢたれば、まだ宵ながら四辺寂として音もなし。さなきだに陰気なる家の、物淋しさはいや増しぬ。二分じんのランプ影暗く、障子の塵、畳の破れも …
著者
清水紫琴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「女学雑誌」1894(明治27)年1月6日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
もと
)
寝
(
まどろ
)
嫁
(
かしづ
)
床
(
ね
)
服
(
きぬ
)
回
(
たび
)
悸
(
き
)
機会
(
しほ
)
商業
(
しようばい
)
咳
(
しはぶ
)
疲
(
や
)
私
(
あたし
)
打捨
(
うちや
)
下女
(
はしため
)
平素
(
つね
)
附添
(
つい
)
黒色
(
くろめ
)
女房
(
おかみ
)
凄
(
さび
)
寐
(
いね
)
霄
(
よひ
)
譬喩
(
たとひ
)
徹
(
こた
)
家屋
(
いえ
)
容姿
(
かたち
)
僻
(
くせ
)
小賢
(
こさか
)
摩擦
(
さす
)
母
(
か
)
応答
(
いらえ
)
商人
(
あきうど
)
波風
(
さわぎ
)
労
(
いたわ
)
先刻
(
さつき
)
歩行
(
あるき
)
仕合
(
しあわ
)
飯
(
まんま
)
吩咐
(
いいつけ
)
困苦
(
くるしみ
)
戸鎖
(
とじま
)
睡
(
ねむ
)
売却
(
うり
)
土蔵
(
くら
)
寐
(
ね
)
何時
(
いつ
)
身装
(
みなり
)
贅費
(
むだ
)
讒訴
(
ざんそ
)
詞
(
ことば
)
寝衣
(
ねまき
)
真実
(
ほんとう
)
病夫
(
おつと
)
優形
(
やさがた
)
現世
(
このよ
)
少女
(
おとめ
)
巨燵
(
こたつ
)
布片
(
きれ
)
後妻
(
こうさい
)
労
(
つか
)