“後妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうさい17.2%
のちぞい13.8%
うわなり10.3%
ごさい10.3%
のちぞえ10.3%
のちぞひ10.3%
ウハナリ6.9%
あと6.9%
あといり3.4%
うはなり3.4%
にどぞい3.4%
のちづま3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父が後妻こうさいとし私がため繼母まゝはゝなりしも家は段々衰へて父は四年以前より苟且かりそめの病ひにて打臥うちふしたるが家の事打任うちまかせたる彼のお早どのは夫の病氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
弥吉もまだ年齢は若いし、独身で暮すわけにも行かないので、小林の血統ちすじから後妻のちぞいを迎えておだやかに暮して行くうちに後妻にも男の子が二人も生まれた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
はだがあたたかじゃに因って人間よ、冷たければ天女じゃ、と皆いうのじゃがの、その長者どのの後妻うわなりじゃ、うわなりでいさっしゃる。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貧乏世帶びんばふじよたい後妻ごさいにでもならうといふものには實際じつさいろくものいといふのが一ぱん斷案だんあんであつた。他人ひとたゞかれこゝろ苛立いらだたせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「顔色がよくなっても、私はなんだか」と云いかけて、急にしんみりして、「もし私が死んでも、此の子のために当分後妻のちぞえをもたないように頼みます」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
取り過ぎてるの、後妻のちぞひでは可哀さうだのツて、二の足踏むからでさアネ、其れ程死んだ奥様おくさんに未練が残つて居るんですか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
葛城部の伝承の主人公なる貴い女性は、採り物の一種、酒杯用の御綱柏ミツナガシハを紀伊の国にとりにおいでになつた。其間に、後妻ウハナリとして八田若郎女ヤタノワキイラツメを宮廷に召された。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
十二の年に母は果てます、父はひどく力を落としまして後妻あともとらなかったのですから、子供ながら私がいろいろ家事をやってましたね。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
骨の髄から賭事好ばくちずきのお艶の本心であったらしく、あらん限りの手管で伊兵衛を綾なして首尾よく蔵元屋の後妻あといりに坐ると間もなく
当時いまの殿様の曾祖父様ひいおじいさまの時代のはなしで、その奥様が二歳ふたつになる若様を残して御死亡おなくなりになりました、ソコで間もなくから後妻にどぞいをお貰いになって
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
忠盛は、まもなく、後妻のちづまをむかえた。