後妻あといり)” の例文
骨の髄から賭事好ばくちずきのお艶の本心であったらしく、あらん限りの手管で伊兵衛を綾なして首尾よく蔵元屋の後妻あといりに坐ると間もなく
その上に、これも松倉どんから聞いた話じゃが、あの蔵元屋の後妻あといりが野西の尻に付いて、場所もあろうに大目付の役宅へシャシャバリ出て
「ふうむ。そのお島どんと、今の後妻あといりのおつやどんとの仲はドゲナ模様か、御存じありますまいなあ」