南北の東海道四谷怪談なんぼくのとうかいどうよつやかいだん
伊藤喜兵衛は孫娘のお梅を伴れて、浅草観音の額堂の傍を歩いていた。其の一行にはお梅の乳母のお槇と医師坊主の尾扇が加わっていた。喜兵衛はお梅を見た。 「どうじゃ、お梅、今日はだいぶ気あいがよさそうなが、それでも、あまり歩いてはよろしくない、駕籠 …
作品に特徴的な語句
うき やぶのうち きっ きさま かか とと てめえ なり 器物いれもの はずみ とお いましめ もの 後妻のちぞえ 何人たれ じぶん きい ゆうれい 風采なり こども 頬冠ほおかむり ごろ 此方こっち たたり 嬰児あかんぼ ぬす 彼方あっち うしろ あかり 鰻掻うなぎかき かたき さん あに 盗人ぬすっと 同伴いっしょ 同棲いっしょ くわ 真実ほんと 真箇ほんと かる あね 姦夫まおとこ 家中かちゅう かたち 栄耀えよう はす 数多たくさん 干物ほしもの 幾何いくら 素首そっくび 所天ていしゅ 彼奴きゃつ のち いま かたじけ 懐中かいちゅう ほぞ 蛇山へびやま 猿轡さるぐつわ 瓢箪ひょうたん 生命いのち 生血なまち しゃく 白湯さゆ みんな さかずき たらい 直助なおすけ まぶた 祈祷きとう ほこら こも 糸盾いとだて もん 紙帳しちょう むこ 脱毛ぬけげ さえぎ 面妖めんよう さび 鉄漿かね 重詰じゅうづめ 酒樽さかだる あたり みち くび