“鰻掻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなぎか50.0%
うなぎかき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道益は朝のかいにしている牛のちち金椀かなまりでやりつけながら、まず、は、は、はと思出し笑いをし、それから、昨夜、磧で聞いた鰻掻うなぎかきの下人どもの側言そばごとをおどけた口で話してきかせると
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ないな、一度歸つて考へるとしようよ。お前は氣の毒だがこゝへ殘つて、船を出して池の中を搜さしてくれ。鰻掻うなぎかきのコツでこの邊一帶に掻き廻したら、何にか面白いものが出て來るかも知れない」
干すとすぼまる木場辺の渋蛇の目、死んだかしらの火事見舞は、ついおもだか屋にあった事。品川沖の姪の影、真乳まっちわたし朧蓑おぼろみの鰻掻うなぎかき蝮笊まむしざる
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
傍には鰻掻うなぎかきになっている直助がいて、煙草を飲みながら今のさき鰻掻にかかって来た鼈甲べっこうの櫛を藁で磨いていた。伊右衛門はそれを見て、煙草を出して火を借りようとした。
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)