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鰻掻
ふりがな文庫
“鰻掻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うなぎか
50.0%
うなぎかき
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うなぎか
(逆引き)
道益は朝の
餉
(
かい
)
にしている牛の
乳
(
ちち
)
を
金椀
(
かなまり
)
でやりつけながら、まず、は、は、はと思出し笑いをし、それから、昨夜、磧で聞いた
鰻掻
(
うなぎか
)
きの下人どもの
側言
(
そばごと
)
をおどけた口で話してきかせると
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「ないな、一度歸つて考へるとしようよ。お前は氣の毒だがこゝへ殘つて、船を出して池の中を搜さしてくれ。
鰻掻
(
うなぎか
)
きのコツでこの邊一帶に掻き廻したら、何にか面白いものが出て來るかも知れない」
銭形平次捕物控:158 風呂場の秘密
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鰻掻(うなぎか)の例文をもっと
(3作品)
見る
うなぎかき
(逆引き)
干すと
窄
(
すぼ
)
まる木場辺の渋蛇の目、死んだ
頭
(
かしら
)
の火事見舞は、ついおもだか屋にあった事。品川沖の姪の影、
真乳
(
まっち
)
の
渡
(
わたし
)
の
朧蓑
(
おぼろみの
)
、
鰻掻
(
うなぎかき
)
の
蝮笊
(
まむしざる
)
。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
傍には
鰻掻
(
うなぎかき
)
になっている直助がいて、煙草を飲みながら今のさき鰻掻にかかって来た
鼈甲
(
べっこう
)
の櫛を藁で磨いていた。伊右衛門はそれを見て、煙草を出して火を借りようとした。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
鰻掻(うなぎかき)の例文をもっと
(3作品)
見る
鰻
漢検準1級
部首:⿂
22画
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
“鰻”で始まる語句
鰻
鰻屋
鰻飯
鰻丼
鰻谷
鰻上
鰻登
鰻鱺
鰻針
鰻釣
“鰻掻”のふりがなが多い著者
久生十蘭
国枝史郎
泉鏡花
田中貢太郎
寺田寅彦
野村胡堂