“鰻登”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなぎのぼ50.0%
うなぎのぼり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かさぬ時分なるに此四郎右衞門は如何にも眞實者しんじつものなればこまると聞て利も取らず極月ごくげつ金百兩かしたり斯の如く鰻登うなぎのぼりに借る事三郎兵衞もとより心に一物あれば此百兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今更いまさら申には御座なく候へども貧窮ひんきうの餘り無心申せしよりかくの仕合せと申に付大岡殿コリヤ三郎兵衞彼百兩は彌々いよ/\返濟へんさいなせしくれの事に取紛とりまぎれ萬一忘却致したるにはあらずやとくかんがへ見よいつはつゝむに於ては屹度きつと糺問きうもん致すぞ其方そのはう鰻登うなぎのぼりに金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
多少天才らしい人が多くは世に用いられず、終りを全うせざるに反し、平凡な者がかえって鰻登うなぎのぼりに出世するのは、おそらく右のごとき理由によるのであろう。
生物学的の見方 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)