“鰻屋”の読み方と例文
読み方割合
うなぎや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二、三人の募集員が、汚い折り鞄を抱えて、時々格子戸を出入ではいりした。昼になると、お庄はよく河岸かし鰻屋うなぎやへ、丼をあつらえにやられた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
帳面を繰りひろげて、鰻屋うなぎやでは米幾俵、薪炭屋すみやでは店の品幾駄いくだというように、それぞれ寄進の金高と品物の数が記されたのを見せると
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「この間の小説はもう出来上ったか。」と唖々子はわたしに導かれて、電車通の鰻屋うなぎや宮川へ行くみちすがらわたしに問いかけた。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)