“其方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そち24.0%
そなた20.5%
そのほう14.6%
そっち14.0%
そつち9.6%
そちら7.6%
そのはう4.7%
そのかた1.5%
オモト0.9%
おもと0.6%
そご0.6%
それ0.6%
そな0.3%
むかふ0.3%
ソノホウ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
る処母が私の眉間の疵を見まして、日頃其方の身体は母の身体同様に思えと、二の腕に母という字を入墨して、あれ程戒めたのに
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
中指を切られた者が既に幾人有ったか知れん、誠に何とも、ハヤ面目次第もない、權六其方が無ければ末世末代東山の家名はより
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其方へ、石狩国石狩郡ノウチ、トウベツノ地一帯ノ貸付被仰付候事」と二行に書き、「明治四年六月、開拓使」と署名されていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
注意が自然と其方に向かうのを引戻し引戻しするための努力の方が、努めて聞こうとする場合の努力よりもさらに大きいかもしれない。
ラジオ雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
其邊には』とひながらは、其右前足つてき、『帽子屋んでる、それから其方には』と前足つて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
お前たちは其方きなさい、金造、裏手の方を宜く掃除して置け、喜八此方へ参らんようにして、最う大概蔵へ仕舞ったか、千代や
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
先年自分に下されしなり大切の品なれども其方點止し難ければはすなりと御墨付を添ての短刀をぞはりける其お墨付には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
若子さんは可怖い物見たさと云った様な風をなすって、口も利かないで、其方を見て居らしッたのでした。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
其方は、この姫樣こそ、藤原の氏神にお仕へ遊ばす、清らかな常處女と申すのだ、と言ふことを知らぬのかえ。神の咎めを憚るがえゝ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其方は、この姫様こそ、藤原の氏神にお仕え遊ばす、清らかな常処女と申すのだ、と言うことを知らぬのかえ。神のめをるがええ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
隨つて、其昔「お」とか「其方」とか呼び慣してゐた村の人達も、期せずして皆「お前樣」と呼んだ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
実はたった一人ので、が力に思っていました其の者が、随分丈夫なでございましたが、加減が悪くって、其方へ泊りがけに参って居りまして、看病を致してやったり
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
殺す心の其方さんもぞや恨めしやと勃然と立てば三次は驚きヤア/\姉御此私
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「や——旦那、——旦那でがせう。其方ながら。かつしやるは。」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)