“そっち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其方93.0%
其地3.5%
彼方1.8%
1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大根おおねはといえば好なんだから唐物屋なら唐物屋で、もっと給料を出すからといったところで、役者をやめて其方そっちへ行きやしません。
久保田米斎君の思い出 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
きたない、其地そっちへやっとおき」お島はそんな物に手も触れなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
まアお前彼方そっち引込ひきこんで、わしが勘弁出来ぬ、本当なればお隅が先へ立って追出すというが当然あたりまいだが、こういう優しげな気性だから勘弁というお隅の心根エ聞けば、一度は許すが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
くれなかったらそっちをとって食うぞといってとって食ってしまった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)