“其地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこ50.0%
そっち33.3%
そのち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに大后いたく恨み怒りまして、その御船に載せたる御綱栢は、悉に海に投げてたまひき。かれ其地そこに名づけて御津みつさきといふ。
早く相応な者をあてがって初孫ういまごの顔を見たいとおもうは親の私としてもこうなれど、其地そっちへ往ッて一軒の家をなすようになれば家の大黒柱とて無くてかなわぬは妻
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ぜん申せしとほ短氣たんき大旦那おほだんなさましきりちこがれておほぢれに御座ござ候へば、其地そのち御片おかたつけすみ次第しだい、一日もはやくと申おさめ候。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)