“幾人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくたり69.0%
いくにん29.6%
いくら0.7%
イクタイ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途中に幾人いくたりもいたじゃありませんか。松の木のてっぺんにもいたし峠の躑躅つつじの繁みの中にもいました。みな鉄砲を持っていましたよ。
幾人いくにんの家族があってもたがい相侵あいおかさないで一家団欒だんらん和気靄々わきあいあいとするようにならなければ政治上の立憲制度も到底円滑に行われんよ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
世間を見ればここに坊主と云うものが一つある、何でもない魚屋さかなやの息子が大僧正になったと云うような者が幾人いくらもある話、それゆえに父が私を坊主にするといったのは
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「……天から落たる絲満小人イチウマングワー幾人イクタイ揃うて落たがや!」
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)