“幾何”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いくばく50.3%
いくら35.4%
きか7.5%
いくつ1.9%
いか0.6%
いかばかり0.6%
いかほど0.6%
いくだ0.6%
そこばく0.6%
どれ0.6%
(他:2)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“幾何”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語15.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
大望たいもうありとしようして、幾何いくばくもなく日本ほんごくり、はじめは支那シナあそ
その広々とした淵はいつもくろずんだ青い水をたたへて幾何いくばく深いか分からぬやうな面持おももちをして居つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「御勝手の道具で、売って幾何いくらにも成らないようなものは、皆なあの老婆ばあやにりましたよ」と豊世は附添えた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
集っていた人の中で、丁度其少年のお祖父さん位の年頃の紳士が、ポケットに手を入れて幾何いくらかのお金を少年に渡しました。
私の見た米国の少年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
つまり数学と英語と二つの敵を一時に引き受けたからたまらない、とうとう学年試験の結果幾何きか学の点が足らないで落第した。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
此次は代数の時間とか、幾何きかの時間とかなると、もう其が胸につかえて、溜息が出て、何となく世の中が悲観された。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
上の三人が折り重なつて、真逆様に四番目の男のそばを遥かの下に落ちて行つた話などが、幾何いくつとなく載せてあつた間に、錬瓦れんぐわかべ程急な山腹さんぷく
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
幾何いくつとなく載せてあった間に
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「梅子さん、わたし貴嬢あなた苦悶くもんの原因を知ることが出来ませぬが、いづれにも致せ、貴嬢の精神が一種の暗雲におほはれて居ると云ふことは、唯に貴嬢御一身の不幸ばかりではなく、教会の為め、ことに青年等の為め、幾何いかばかりの悲哀かなしみでありませうか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ふ可くんば、宮はおのれが美しさの幾何いかばかり値するかを当然に知れるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
私の企てた間断なき努力も、上人の残した仕事の前に立って、幾許いくばくの量を示し、幾何いかほどの深さを告げ得るでしょう!
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かれ相感でて共婚まぐはひして、住めるほどに、いまだ幾何いくだもあらねば、その美人をとめはらみぬ。
こうした泣き笑いに似た気もちから、大工伊兵衛を親元として、みずから幾何そこばくの金でまつ川へ身を売ってきた夢八のお艶であった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
幸ひ貴方が話したい事が有るといはるる、善し、あの様に間をいつはつた貴方じや、又僕を幾何どれほど詐ることぢやらう、それを聞いた上で、今日こそは打踣うちのめしてくれやうと待つてをつた。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
Jesuヂェシュー Mariaマリヤ! どれほどにがみづその蒼白あをじろほゝをローザラインのためあらうたことやら? 幾何どれほど鹽辛水しほからみづ無用むだにしたことやら
なあに、おれはあの會計係に逢つて、あの吝嗇坊けちんばう野郎を拜みたほして、あはよくば幾何なにがしか月給の前借まへがりをする期待あてでもなかつたなら、どうして役所へなんぞ行つてやるものか。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)